碧落の砂時計 2008年11月

碧落の砂時計

オリジナル恋愛小説の作品紹介+更新情報+お話置き場。

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少し早いですが標記大賞について今日までの開催ですので、お礼とお詫びの終了アナウンスをさせていただきます。
サイトTOPでお知らせさせていただきましたが、11/1~30までの期間に開催されていたアルファポリスさんの青春小説大賞に、無謀にも「もしかしたらの神様。」をエントリーさせていただいていました。

こちらの大賞さんには初めてエントリーさせていただきましたが、期間中、本当に面白かったです。日頃読むことのないネット作者さんの作品と出会え、色々と考えさせられたり、サイトの作り方や文章など参考になったり、やっぱり無謀だったと恥ずかしくなったり…と。とにかく面白かったです。
またエントリーのランキングや通常ランキングからいつもよりも多くの方に読んでいただいたり、ご感想を頂戴することができました。ありがたいことに、かような作品にでも温かいお言葉をかけてくださる方が多く、これが何よりも最も嬉しいことでした。期間中、当作品を読んでくださった皆様に、深く御礼申し上げます!

賞選考に得票数は関係ないのですが、投票の案内なども設置させていただきました。
自分の場合、他のランキング参加と同様、あまりにも文章が未熟なため何もしなくても読者様が来てくださるほど、腕のある作品は書けていません。レベルを上げてから公開、宣伝しろとお叱りを受けたことも過去にはあり、もちろん日々勉強して向上をはかってはいますが、プロになるべく公募用の文章を書こうとしているわけでもないので、今の趣味レベルで読んでくださる奇特な方を探すために、ランキング等の力をお借りして数打ちゃ当たる的なことをしています。(そういうのを不快に思われる方には申し訳ないと思いますが…)

また読んでいただいてご感想を頂戴することがなくとも、偶然押してしまったということもあっても、面白くなければランキングボタンは押していただけないだろうとも思っているので、読んでくださったり応援してくださる方がいるのだという励ましの指標としても、自分のような小物はランキングを使わせていただいております。

つまり今回の投票やランキングで応援していただいたことによって、自分はすごく元気をいただいたし、これからもがんばって書いていこうと思えたし、何よりそれにより作品が多くの方の眼にふれる機会を与えていただけて、本当にありがたく思っています。
長々とすみませんが、ご感想を残していってくださった方々に加え、そのように影ながら応援してくださったすべての皆様にも、深く深く御礼申し上げます。
また期間中、期間前にブログにてエントリー作品をご紹介くださった、リンク先の廣瀬流が留様綾部叶多様にも改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました!

それとお詫びですが、昨日、とある方より(お名前は伏せさせていただきますね)、当作品の文章で第15話の、一部重複していた箇所をご報告いただきました。ご丁寧にありがとうございました!
実は投票期間が始まる前に一度全部読み直して修正作業をしたのですが、その際のコピペミスで新旧の文章が重複してしまったようです。そのご報告を受け、修正をしたのが昨日でしたので、期間中ずっとその読みづらい状態であったのかと、今更ながら目をとおしてくださった皆様に、申し訳ない思いでいっぱいです!
本当にすみませんでした!そこでバックされた方はここを読まれていないと思いますが、この場にて深くお詫び申し上げます。

長々とすみませんが、これにて期間中のお礼とお詫びに変えさせていただきます。
なお選考結果は12/15頃公式サイトさんで発表されるとのことです。自分などはありえないと思いますので後日の特記はしませんが、もし他の作品に投票された方は投票された作品の結果や、抽選であたる賞金の結果などを見にいってみてくださいv(ちなみに自分はファンタジー大賞の時、好き作品三票に投じましたが、いちまんえんはかすりもしませんでした…;)

またこりずに、2月に開催予定の第2回の恋愛小説大賞にも参加するかもしれません。こんなレベルじゃ恥ずかしいと思いながらも、今は折角こうしたことをたくさんできる環境にあるので(いつかここまでの活動ができなくなる日がくるかもしれないので)、経験できるうちに後悔しないよう、色々な挑戦をしておきたいと思います。

本当にありがとうございました!これからも細々とですが、精進していきます。


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ネムリヒメ。の続編、なんとか日曜日あたりにUPできそうです。でも次回分を下書きしながら、にやけてます&泣いてます。というのも今更ながら、なんってもの書いてんだ、私はっっ!!(泣笑)と。
ほんと、毎話毎話えちいネタばかりよくもまあ…。でも行為シーンはまだないので、R18指定にするにもなるいよなあ、とも思ったり。場合によってはブログ連載に切り替えますが、今のところは投稿サイト様を使わせていただく予定です。

…と悩みつつも今日はご質問をいただいたので回答をします。「R18新連載のタイトルについて」です。

とりあえず新連載の方のタイトルは、そのまんま「ロリポップ」と読みます。ありがちですみません;
Lollipopは棒付きのぺろぺろキャンディーのことです。椿や青竹など直近の連載がかなりシリアスに登場人物が悩んだり、恋愛に枷をつけられていた苦しいものだったので、新連載は明るくてポップな感じにしたい、という思いからこのタイトルにしました。
あほっぽいかもしれませんが、大人同士の恋はこの場合社内恋愛ですから、もちろん禁断や抑制は生じるでしょうが(それも書くのが楽しみだったりv)、経済的、精神的自立がなされていて、相手も自分も恋人がいない状態ならば、かなり自由に「恋愛」そのもの(男女の駆け引き)を楽しめると思うんです。
学生の場合は未成年だったり、進路もどうなるか分からないので、男女の仲と言っても未熟で制約が多いと思うのですが…(それもまた書くのが楽しいのですがvv)。

というわけで今回は、多分今までの作品以上にそういった「制約」がないのではじけたなものが書けるんじゃないのかなあと思いこうしたタイトルにし、自分でもそれが楽しみだったりします。
あと以前、お世話になった方が私の作品をご紹介くださった時に、「キュートでポップなストーリー」でイメージカラーが「刺激的な桃色」だ、という嬉しいお言葉を頂戴しました。そのイメージもあってですv

このタイトルの意味は、響きだけでなく、それこそ子供の舐める棒つきの丸い飴玉。あんな感じの恋を書きたいなあ、という思いもこめています。
もちろん大人同士の恋なので、余計に現実が見えて辛く切ないこともあるでしょう。家庭の事情や病気などの肉体的な問題、責任がすべて自分にかかってくることから、こんなのんきな恋はしていられないこともあると思います。
しかし今回書いてみたいものは前回の日記でも書いたように、そうした現実的な困難よりも、いい年こいた女性が意外なくらい少女もしくは乙女のような恋をしてしまう、というギャップであったりもします。
大人の恋がどんなものか、精神的おこちゃまの私にはきっと一生わかりませんが(苦笑)、恋する瞬間のときめきっていうのは人によるかもしれませんが、何歳であっても一緒なんじゃないかな、と。寧ろ一緒でありたいという夢をもっている人もいるんじゃないかなと(それって自分??;)。
そんなポップでキュートな大人の甘い恋、を子供と甘味のイメージである「棒付きの飴玉」という比喩で表してみた次第です。

長々と寒いこと書いてすみませんが、質問のお答えになっていましたら幸いです。
ちなみに「椿18。」の方はもっと何も考えずにつけました;これ実はPC内で使っていた小説ファイル名でして、下書き段階で「椿と言う名前の女の子の出てくる18禁小説」という意味で記号的につけたものなんですよ(笑)
でタイトルをどうしようかなと悩んだ時に、語呂がいいかな?とまず思い、「椿という女の子の、18歳という年齢での身体の絡んだ恋愛」という意味に変えて、そのままタイトルにしてしまったというわけです…。初連載だったので、変わったタイトルだと目を引くかな、というのもありました;
でもタイトルがそういう意味だったからこそ、ただの官能小説としてだけでなく、「18歳」という大人になる手前の年齢の、「椿」という少女の成長にこだわった内容となった次第です。

つまりは、タイトルセンスなくてごめんなさい!ということで(涙)

以下はいただいた拍手メッセージへのレスです↓
前回の長文語り、読んでくださったうえに拍手押してくださった皆様、ありがとうございます~!!

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前回の愚痴日記に拍手くださったお優しい皆様、ありがとうございます(涙)
ようやく、R18なんちゃってオフィスラブ新連載が書きあがりました~!と思ったら申請後、即日UPでびっくりです!(編集様お忙しい中、ありがとうございます…)
にしても、相変わらず微妙な書き出しですみません;「気軽に読めるポップなえろを書きたい!」というわけのわからない目論見で書いていたりします。えろい展開までしばしお待ちくださいませ…。

というか今回下書きに時間が掛かった理由として、オフの事情もですが、よく考えたら第1回はえろシーンがないので、少しでも話を進めようと長くなってしまったんですよね!(1話目が1万字超に。ネムリヒメ。続編の2話分よりも長いです…;)
長いと下書きにも推敲にも倍の時間がかかるので、だから余計に時間が掛かった、というわけです。お騒がせしてしまいすみませんでした。

無理なく1週間に1話UPできるだけの長さにおさめたいなあと思っています。1話4~5000字を大体目標にしていますが、でもR18の場合は変なところで区切るとちょっと…vなので(?)いつも長くなりがちです。
前作の連載は高校生同士のCPがR15とR18で被りましたが、今回は社会人同士のCPがR15とR18でかぶってしまい、似たような表現が出てきてしまうと思いますが、何卒ご容赦くださいませ…!

さて今日はふと考えてみたのですが、「私の書きたいものについて」。

自分の場合、そんな腕はないと自覚しているし、そうした目的で書いていないと思っているのであらすじなどに「感動の」とか「泣ける」「切ない」とかの冠はつけていません。でも読んでいただいた結果として、拙作などでそういった気分になるほど感情移入していただけることは、このうえなく幸せに感じております!椿など完結作品にそうした感想を頂戴いたしましたが、そのように言っていただけると私の方が泣いてしまいます~。
ちなみに「どきどき」「甘甘」「微えろ」は、うざくてすみませんがデフォルトで冠についています。これはそれこそ書きたいことなのでv
拙作を読んでくださったお嬢様たち(お兄様たちも大歓迎です)が、ちょっとでも主人公と一緒に擬似恋愛ワールドでときめいてくださったらなあとは、図々しいながらも願っております。

あと最近頂戴するご感想の中で、登場人物が全員いい人であったり、キャラたちの人情に気持ちがあたたかくなった、というお言葉も拝見し、これも本当に本当に嬉しく思います。前者はリアリティがないというご意見もありそうですが、自分の周りは本当にありがたくも不器用だけど一生懸命で、いい人たちがいまして…。
そんな風に支えてもらって嬉しかったことを思い出しながらお話を書いていますし、もちろん人には欠点も悪意も存在すると知っているので(私自身がいい例)、キャラが「お人形」にならないよう、対外的には「いい人」でも醜さや弱さや欲望や狂気など、一人の人間の中に色々な感情(負の面)も描くように心がけてはいます。できているかは別として。

後者についてですが、それと関連して、所詮自分は絵本と児童文学とほのぼの(えろなし)少女漫画とギャグ漫画と時代劇&時代小説に憧れて創作を始めた人ですので、そういった「わかりやすい人のあたたかさ」を書くのが好きみたいです;
自分ももちろん人と接する中で嫌な体験や恐い思いをしたり、人を傷つけてしまったりもしてきましたが、いい人にもいっぱい支えていただいてきたので、最近世知辛い世の中ですが、この世は捨てたもんじゃないかもよー、悪い人ばっかじゃないよー(きっと)、ということを書きたいのかもしれません。
もちろん犯罪など人の心の闇、社会問題、世界情勢などの現実から逃げてもいけないので、ほんの僅かにですがそんな現実も垣間見せたいとは思うのですが、そのあたりは腕がなかったりやっぱり逃げていたり、そもそも創作ではほのぼのギャグが好きだったり、ただ単にえちいものが書きたかったりしてvと、とりこめてはいないのですが…。

支離滅裂ですが、色々ある日常だけど、たまには男女の性愛で単純にどきどきときめいたり、ちょっぴりやばい気持ちになったり、優しく慈しむ愛情にほのぼの和んだり、自分はそういう世界が好きなので(夢の中の住人なんです;)そういう作品をこれからも書き続けていくんだろうなあと思っていたりします。
未熟な人間ですので、矛盾も間違いもたくさんありますが、もしお好みにあいそうでしたらまた読んでやってくださいませ~。

長くなりましたが、以下は拍手メッセージへの返信です↓

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現在、R18新連載なんちゃってオフィスラブの下書きを必死こいてやっていますが、全然終わりません~(涙)書き出しって難しい!と改めて思っています。R18と言いつつ、自分の場合はただの「ちょいと過激な恋愛小説」というくらいなので、初回は相変わらずえちくないし…。
お待たせしている割にはいざ発表したら前作と比べてがっかり、なんてことになりそうで、人間ですので正直恐いなあと思うのですが、毎回面白いものが書けるだけの腕もないので、ただひたすら書きたいものを垂れ流すしかできなかったり。
もし誰かおひとりさまでも気に入っていただけましたら幸いです…。

と、いじけているのは、新作の書き出しが難航しているのもあるけれど、やはりオフの事情もあるかなー。毎度のことですが、時間が日に日に奪われていきます…!
そろそろ週2ペースの更新がきつくなってくるかもです(ごめんなさい!できるだけするようには努力しますが…10日に2作品くらいはせめて)。あとそんなわけで、執筆以外のことも何もできずにいます。感想めぐりとか好きな作品とか書きたいのに…。みくしぃとかもめっちゃ放置だし;メールのお返事も遅くてごめんなさい><

そんな中、皆様から温かいメッセージたくさん頂戴しまして、ありがとうございます!元気をたくさんいただいております!アンケートなど、レスはしておりませんが涙して何度も読んでおりますv
ネムリヒメ。の続編も、前回の続編から半年も経っているのに既にたくさんの方に読んでいただけて感謝感激ですし、各種ランキングにおいても、応援ありがとうございます。ランキングに登録したのは、たくさんの方に読んでいただけるよう私自身が願っていたことなので、ぐちぐち言ってないでせっせと頑張りたいと思います!


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椿のほう、無事完結しました~。びっくりするほど多くのご感想を寄せていただき、本当に感謝感激しております!拙い作品でしたが皆様、誠にありがとうございます…。
かえって見にくいかなーとも思いましたが、昨日までのご感想は全部レスつけさせていただきました。通りすがりでご感想をくださった場合、レスを読まれないこともあるかもしれませんが、ひとりよがりでも最後まで読んでくださった方々にお礼を言いたく、いただいたご意見から発見したこと、決意したこと、リクエストへのお返事などを。

自分はとにかく文章がへったくそなので、ご感想へのレスも長すぎたり語彙が無かったりしてお恥ずかしいのですが(人様にお送りする感想もほんと、上手く言えなくてもどかしいです…!)、それでもレスポンスが書かせていただけるという環境にあるだけ幸せです(号泣)1年前は感想なんかいただけなかったから…アクセスなんて1日3人とかだったし…ほんとありがたいものです。

どちらもおかげをもちまして無事最終回しましたし、新連載2本、さくさくと書きたいのに、今週はオフのせいで中々執筆が出来ていません。なんとか週1更新に間に合わせたいものですが…!
ネムリヒメ。続編の下書きはぼちぼちやっています(追記:11/22無事UPしました!)。ほんと、毎回毎回ええかげんにしろってくらい砂を吐く甘さです。何度も言いますが、今までのお話と違い両想い後で障害も何もないですからね…ええ…糖尿病覚悟でお読みくださいませ;

というわけで以下はメッセ&拍手のレスです。メッセ等くださった方はリンクの下をご確認くださいませ↓
「レス不要」にチェックを入れられている方やアンケートでメッセージ添えてくださる方、お礼は省略させていただいておりますが、メッセージは涙して受け取らせていただいておりますので!

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椿最終回、UPされました!あとがきは幻創さんのほうの日記でさせていただいておりますので、ご覧いただけましたら幸いです。
と、とりあえず別サイト掲載作品ということで、「青竹迷風」とラストが似ちゃってます…(だめ作者ですみません…!!精進しますっっ)

その「青竹迷風」最終回にご感想や拍手をくださった皆様、本当に本当にありがとうございました!
また新連載、「ネムリヒメ。の日々是好日」にも、早速の応援メッセージやたくさんのアクセスをありがとうございました!頑張って続きを書いていきたいです。

アンケートへのご回答、そちらへのありがたいお言葉、各種ランキング、小説大賞へのご投票、全て全てありがたく受け取っております!
それでは以下は、拍手へのお返事となります↓

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さてこのたび、大人の女性のためのオンライン作品紹介サイト~Cocktail Break様~にて、恐れ多くも拙作品を二作も紹介していただきました!

当サイト様でご紹介いただいたのは「幻影金魚」「青竹迷風」の二作です!(紹介記事には直リンクしていませんので、お手数ですが紹介サイト様の「NOVEL現代」よりお探しくださいませ!)
貴重なスペースと貴重なお時間を割いて、二作もご紹介いただいてよろしいのかと恐縮しておりますが、しっかりと読み込んでいただいたうえに、見事な語彙力で勿体無いほどの紹介文を書いていただき、本当にありがたく思っております(号泣)

さて、こちらのサイト様は自分もよくお邪魔させていただいているオススメサイト様なのですが、全年齢対象から自作のような15禁から18禁作品まで、大人の女性向けの(時に性描写などのある)オンライン作品の小説やコミック、イラストなどを数多く紹介されています。
そのご紹介作品のどれもが、レベル高いんです!自分などが加えていただいてもよいのかしらと思うくらいっ。
既にそちらのサイトからこちらのサイトへ遊びに来てくださった方もいらっしゃるようですが(ありがとうございます~)、まだCocktail Break様をご存知でない方で素敵オンライン作品をお探しの方は、ぜひぜひ!一度足をお運びいただきお気に入りを探してみてくださいませ。
※なお、携帯電話からもアクセスできます。上手くアクセスできない時は、「碧落の砂時計」からもリンク先様として紹介していますので、そちらのリンクページよりとんでください。

ご紹介されている作品レベルが高いだけでなく、管理人 はっち様の紹介作品への愛に溢れ、表現力が作家さん並に豊かなご書評がまた素晴らしいのです!私にその文才を分けていただきたいほどです、本気で。
更新も早く、丁寧で細やかな管理のもと紹介作品の分類分けも細かいので、きっと皆様のお気に召す作品が見つかるはずです!(ラブシーンの少ない全年齢向けの恋愛小説も、姉妹サイト~放課後のCafe様~でご紹介されております♪)

こんな場末のブログにてすみませんが、拙作を大勢の皆様のご紹介いただいたはっち様、そしてCocktail Break様よりお越しいただきお話をご覧くださった皆様に、改めて心より感謝申し上げます。

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さて、びっみょーですが遂に新連載、といっても新作ではなくまたリクエストによる続編ものですが、始めてしまいました…。今回は投稿サイトさんでの連載になります 。

タイトルは、「ネムリヒメ。の日々是好日」、です。
そちらの前書きやあとがきにも書きましたが、「ネムリヒメ。の恋」よりも後の話にしました。続編第1弾は18禁であったので、それを読んでいらっしゃらない方にも少しでもわかるよう、本編の後につながるような形を考えてはいます。
内容としては既に両想いになっていますし、婚約もしたしv、二人には何の障害もないので、タイトルのとおりのんびりとしたらぶらぶな日常を、まったり書いていきたいと思っています。だから本編のようなドラマがなく、読み応えはないかもしれませんが、たまにはほのぼのもいいかなということで、生暖かい目で見守ってやっていただけますと幸いです…。
ほのぼのと言いつつも、しょっぱなからえろ全開なのですが(苦笑)、えろいという点では二人の年齢が上がっているので(20代と30代の婚約者同士の恋愛になるので)、これまでの少年少女のお話以上に性生活やオトナ女性の性への葛藤??を赤裸々に書いてやろうとかもくろんでおります(すみません…)。
そ、そ、そんな内容でもよろしければ、どうか読んでやってくださいませ~。

そしてそれに伴い、1年ぶりに「ネムリヒメ。」本編も読みにくいところの修正を少しずつしています。一応、投稿サイトさん掲載作品については連載終了後、全部一度読み直して修正作業をしているのですが、ネムリヒメは最長なので後回しになっていました。
自サイト掲載作品の方はまだ書き直しをしておらず読みにくくて申し訳ないのですが、現在、「鬼闇&鬼唄」のリメイクを真っ先に考えております。また出来次第、ここでご報告しますね!

ブログの記事への拍手や作品への拍手、各種ランキングへの応援、誠にありがとうございます!
以下は拍手のお返事になりますので、ご確認くださいませv↓

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「青竹迷風」に拍手くださった皆様、ご感想お寄せくださった皆様、誠に誠にありがとうございました!ひっそりブログで更新してましたが、複数の方に読んでいただけて本当に本当に嬉しかったです。いただくご感想も、ラストシーンなども受け入れていただき非常に涙させていただきました。

椿のほうももうすぐ終わりますが、今回ラスト1回前ということで主人公が全てを解放する瞬間を相手役ではなく第三者にさせる(しかも作者よりも年上のようなキャラに)、という今までのお話ではなかった展開にしたのですが、ご不評は買わなかったようで密かにほっとしております。あちらの作品にも早速暖かいご感想をお寄せくださった皆様、ありがとうございました~!

そして椿の後のR18の新連載ですが、予定通り再来週から書き始められそうなものの……しゅ、主人公の名前だけがまだ決まっていないのです!(涙)なのでプロットが進みませんっ!こんなところでつまずいていてあれなのですが、もう何日も何日も悩んでいるのに決まりませんっ!(汗)
ちなみに苗字は決まっています。他の主要キャラ3人の名前も決まっています。主人公の下の名前だけが…き、決まらない…!先ほど何も出来ない待ち時間が30分ほどあったので、その間もずっと頭の中で悩んでいたのですが、というか毎日お風呂とかで考えているのですが、それでも決まらない…!

基本的にキャラの名前は、インスピレーションや呼びやすさ、で決めています。逆にそういうものの方が作者も呼びやすく愛着がわくからです(一夜も祇園もあさぎも椿も全部ぽっと思いつき)。だから適当にもつけられないのです~。
あと古典や歴史上の人物や和歌などから拝借することもよくあります(源二とか光とか弥栄とか)。そのまんまよりもちょっといじってあります。
今回は名前を普通の○○子みたいなのにしたいなあと思うから余計に迷うんでしょうね;これが決まると書き始められるんだけどな~。も、もう少しねばってみます。

っつうか、タイトルも決まってねえええええ!!タイトルは名前以上に看板ですから、悩みます。このあたりが決まると私自身もノれてさっさと書き始められるのにっ。
勿論、今までのタイトルも全てぽっと思いつきなんですがね。そんな理由で掲載が遅れないようになんとかしたいです><

「ネムリヒメ。」続編の新連載ですが、こちらはすでに第1話の下書きは終わっています。途中は産みの苦しみになりますが、第1話を書くのはどれも楽しいものですね♪
第1話は日曜日にUP予定ですので今しばらくお待ちください!とにかく今回は、甘甘らぶらぶえろえろ路線ですよ。もう婚約もしましたから、2人を縛るものは何もありませんしvあまりの甘甘っぷりに引かれないといいんですが;

各種通常ランキングへのぽちりもありがとうございます!
以下、リンクの下が拍手のお返事になりますvご確認くださいませ↓

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「青竹迷風」遂に最終回しました!短い期間でしたが読んでくださった皆様、応援くださった皆様、ありがとうございました。詳しくはあとがきに書きましたので…。
椿のラスト1回前もそろそろUPになるかと思いますので、また覗きにきてやってくださいませv

というわけで、遂に新連載が書き始められますvネムリヒメR15続編は来週から、R18オフィスものは再来週からの連載を予定しています。
椿と竹は高校生同士の禁断シリアス恋愛ものとなりましたが、もしかしたらそういうものの方がご好評なのかなあと心配になりつつも(新作はどちらも、制約のないオトナ同士の明るい甘甘らぶらぶものなので、中身が薄くなっちゃわないかなあと…)、今はそういうものを書きたい気分ですので、ご趣味に合いそうでしたら生暖かく見守ってやってくださいませ~。

青竹~やそのほかの作品に、拍手ぽちぽち押してくださる皆様、ありがとうございます!あとアルファさんの小説大賞、拙作に引き続きご投票くださった方、ありがとうございます(涙)
TOP以外の順位は選考には関係ないらしいのですが(そもそも内容も文章もあれですし…)、それでも応援票をいただいたり、様々な方に読んでいただけるだけで、十分嬉しいです。嬉しいだけがお礼ですみませんが、本当にありがとうございます!励みにしてこれからもがんばって創作します!

以下、アンケートや拍手へのお返事になりますので、お心当たりのある方は、リンク部分の下をご確認ください!

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 約1ヵ月半ほどの番外編連載でしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!
 当初は本編のイメージを崩すことが恐くて、リクエストを頂戴していても続編を書く勇気がなく、本編が完結してから半年も経ってしまいましたが、当時の読者様、そして新規の読者様に読んでいただけて大変嬉しく思います!続編のお届けが遅くなってしまいすみませんでした。

 続編では本編の金魚ワールドを壊さないよう、あえて清矢郎視点で雰囲気を変えて書きましたが、本編で書けなかった彼の想いや、本編の後の2人の関係がどうなったのかも(本編でいちゃいちゃさせてあげられなかったのもあり…) 書きたかったので、そのあたりを少しでもご堪能いただけましたら幸いです。
 そうは言ってもラストは「幻影金魚」の終幕ですので、あのようなあさぎ視点のラストシーンといたしました。

 また従兄妹同士の関係が禁忌であるような書き方をしてしまいましたが、それは2人の始まり方があのようなものであったことと、幼い頃は兄妹のように両親に育てられたから、この2人については互いの存在をそう感じてしまう、ということです。私自身、従兄妹同士の恋愛は普通に成立すると思っています。筆力不足で、誤解を招いてすみませんでした。(後日いただいたご意見より追記しました。)

 前にも書きましたが、本編はあさぎ視点のサブタイトル、続編は清矢郎視点のサブタイトルになっています。だから続編のタイトルは全て簡潔明快な漢字で表していたのですが、最終話のサブタイトルについては、漢字二文字で表すことは今の私には出来ず、あえて読者様に受け取り方をお任せする形で、空白の言葉とさせていただきました。
 あのラストシーンには色々な意味を込めました。色々な言葉で表せられるかと思い、本編のラストと同様、個々人様の感じ方で結構ですので、想像してやってくださいませ…。

 続編はブログにて書きましたが、自分にとってはたくさんすぎるほどの勿体無いお言葉や応援を頂戴しました。このような辺境まで足をお運びいただき、お声をかけてくださいまして改めて深く感謝申し上げます。
 最後まで読んでくださった皆様、コメントや拍手等で励ましてくださった皆様、本当に本当にありがとうございました!!

 さて、このシリーズはここで終わり、のつもりでしたが、後日「第10話中編と後編の間の空白の数年間が読みたい!」というありがたいリクエストを複数いただいたため、私も二人のキャラが気に入っていることから続編を書くことにしました。
 ですが、その結果、結ばれるまでを書くならば、「官能」をテーマとするよりも「従兄妹同士の恋愛」をテーマとし、冒頭から書いてしまったほうが作品としてよりよいものになるのではないかと考えました。
 そこで、冒頭より完全リメイクした作品を長編になりますが、連載いたしました。金魚や竹の表現や2人の想いや向かう先は同じですが、展開やストーリー、エピソードはかなり異なるものになっています。R15としていますが、表現もいくらか変えています(上記の禁忌に感じる表現についても気をつけたいと思っています)。
 元の作品を気に入ってくださった方には大変申し訳ありませんが(切り口が異なるため過去作品の削除はいたしませんし、作者もこの作品を気に入っているからこその改稿になります)、新しい作品では2人の空白部分の未来まで書いたつもりですので、よろしければこちらからリメイク版もご覧くださいませ…。

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 それでも学生と言う立場や両親に黙っている後ろめたさから、自制はやはり必要となり続け、逢瀬は話をするだけの健全なものに留めていた。だがやはり想い合っている男女が、その気持ちを時に確かめたくもなるのは必然である。
 しかし互いの家で行為を重ねる危険も犯せず、公共の場所の見えないところでマナー違反と言われようとも、こっそりと身体を寄せ合い、時には重ねてしまう。

 ――そんなことをしながら、季節は流れた。

 流石に受験直前は、清矢郎もあさぎも会うこと自体を我慢をしていたが、本番前の寒い冬の日に寂しさからまた爆発してしまい、気持ちと身体を激しくぶつけ合った。
 そんな若さゆえの勢いに任せた行動に後悔し、興奮し、幸せになる。そんなくだらないことを繰り返している。……それが恋というものなのだろうか。


 清矢郎が大学生になれば、まだ高校生のあさぎは、大人びていく彼に劣等感を抱き、彼の周囲に居る女性に嫉妬をする。しかし真面目で誠実な青年が、あさぎを裏切ることは決してなかった。
 少女は彼の人柄を信じていたが、それでも不安や嫉妬ともどかしさから、彼を詰ってしまう。そしてまた感情の高ぶりにより、同じことを二人は繰り返し、それでもその手は離されなかった。
 そんなことをしながら、年月を重ねていく。

 自制と避妊をしながら、ずるいと思いながらも、もう少し大人になるまで誰かに何も言われず付き合いたいからと、未だ家族に気付かれないように、注意を払って。
 そう言いながら、行為自体も徐々にたどたどしい愛情の確認だけでなく、欲望を貪り合うことを楽しめるようにもなってきてしまう。

 流石にあさぎの母親は女の勘が働き、あさぎに「彼氏、出来たの?」と追及したり、娘が変な相手と交際をしていないか、チェックしてきたという。彼女はそういったことはないと、一生懸命誤魔化しているようであったが。
 だからちょっとしたことから相手が清矢郎だと知られるかもしれないから、交際相手が居るという自体も両親に隠したいと、あさぎの方から彼に距離を置くことを提案してくることもあった。

 彼らのその嘘を重ねる卑怯な行動が正しかったのか、分からない。
 きっと人として、青少年としてあるべき姿としては、間違っていることだろう。
 どんなに愛を語っても、大事な人々に嘘をつき続けていることには変わりない。それでも、浅ましくも結ばれたかったのだ。いつまでも一緒に居たかったのだ。

 いつか大人になる、その時まで。


 ・・・・・・・・・・


 ――そしてその六年後の夏。

 今、人生で最も緊張しているであろう、二人の男女が並んで道を歩く。
 一人は就職して二年を迎えた青年。もう一人は、就職先の決まった女子大学生だった。

「せいちゃん、殴られたりしないよね……」
 女性は本気で心配しながら、背の高い眼鏡を掛けた青年を見上げる。
「そんな、ヤワじゃねえよ」
 無表情ではあるが揺らがない自信を感じさせる声で、青年は彼女に答えた。
 その手が支えるように、支えられるように、どちらからともなく繋がれる。それは長年感じてきたぬくもりであり、この先も決して失いたくない掛け替えのないものとなっていた。
 そのぬくもりが互いの勇気となる。最初は反対されてしまっても、この意志を理解してもらえるまで諦めないでいようという強い気持ちに。

 子供の頃から仄かに想い合い、誰にも言えない関係を重ねあってきた従兄妹同士の二人が、遂に互いの家族に全てを話し、許しを請う日がやってきたのだ。
 しかし恐れはあるものの、互いに他に交際相手もおらず、それこそ幼い頃からの様子や、親戚同士の集まりでも意識してここ十年ろくに口をきいていないことからも、家族は何処となく二人の関係を察しているのではないか、という予感もお互い少しばかり抱いていた。


「あの、ね……」
 すると女性の方が言いにくそうに、青年に何かを言い掛けた。
「何だよ」
 いつもどおりぶっきら棒に問い掛けられるが、彼女は黒く長い髪を振ってはにかんだ笑みを浮かべた。

「んー、……やっぱ、父さんや伯父さんたちに話した後で、言うね」
 不思議そうに眉を寄せる青年に、彼女はただ笑って首を振る。
 実際、彼女にはまだ「確信」がなかったからだ。きっと全てが終わって、本当に新しい関係が始まった時にはっきりと分かるのだろう。

 彼はまだ知らないが、それは彼女だけが少しずつ予感していたことであった。弱く小さな少女から、大人になっていく間に。そして家族や彼への罪に苦しんできた気持ちから、逃れられた証明として。
 それでもあの美しい幻影も、切なくも輝いていた想いも一生忘れないものであるし、それらは決して嫌なだけの思い出ではなかった。逆にその尊い少年少女時代の日々は、己と彼の中に取り込まれていくに違いないと、その女性は思っていた。

 ――だって、あの金魚も、私だから。

 あの日から始まっていた原罪の日々が終わり、そしてまた新しい始まりを迎える。これから見えるものはきっと幻影ではなく、現実の美しい世界だろう。そう信じているから、彼と生きていくのだ。
 「それ」と過ごしてきた時間が長い分寂しいような気もするが、これからそれ以上の時を二人で、現実の世界で過ごすのだから。
 「それ」と過ごしてきた時間は無くならず、だからこそ今の自分があり、大人になれたのだから。

 これからは「幻」ではなく、現実の「彼」と向き合って生きていく為に。


 彼女が幼馴染で従兄のその青年に言おうとした言葉、それは。


『――あの、ね……私、金魚が、見えなくなったの』



   ~END~


>>あとがきへ
>>目次へ

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※R15の性描写がある回です。

 そして花火の夜に初めて行った狂った行為も、もう一度求める。自分の局部に与えられたあのぬめった熱い感触がずっと忘れられなかった、少年の側の願いであった。
 しかし今日は彼だけでなく、その口による汚れた行為で彼女と同時に高め合おうとする。そしてあさぎも照れながらそれに応じた。

 淫らで、狂った、時間。
 綺麗で、永遠の、感情。

 どれだけ綺麗事を口にしても、己らがしていることとそれをする部位を思えば、やはり汚い行為のような気がしてしまう。
 しかし罪悪感は大事な家族に嘘をつき続ける限り伴い、迷いはこれからもこうして続くだろうが、物理的に別たれることはあっても心が離れることは、きっとこの真面目で一途な存在が相手であればそれはないのではないかと、今は思えた。
 それだけで、幸せなことであった。

 ――やがて、抑えていた欲望がようやく解放される。二人が辛抱に辛抱を重ねていた接合の時が、再び訪れる。
 初めての性交では、少年の緊張と少女の痛みだけが其処にあった。しかし今日は接合の意味もまた、この前と違う。

 心を込めて。
 受け入れる。

 二度目もすぐには場所が見つからないものの、本懐は叶った。やはり彼女は痛がるもののその痛みを経験している分、一度目よりはまだ耐えられると苦しげに笑った。
 その若い身体はまだ彼を受け入れることに慣れず、あさぎを苦しめることに清矢郎も申し訳なさを感じるものの、やはり極上の快感に脆くも負けてしまい、彼女の「いいよ」という言葉に甘えて腰を振る。

 こんな遊戯は子供には許されないことだろうが、愛しい相手に触れ合う楽しさや喜びをこれから感じていきたいと、それも互いに願っていた。
 その行為も愛情のひとつだと言い訳するように、少女の身体を反転させる。ただの好奇心と嗜虐心からであるが、後ろから繋がればまた想像以上の妙な興奮に襲われる。
 そのうえ乱れながらあさぎは告げるのだ。

 さっきよりは痛くない。

 そして照れながら小さな吐息交じりの声で、甘く囁いた。

 ――ちょっと、いい……かも。

 と。


 後ろから男に犯される少女は、きっと真っ赤な金魚の幻影を見ているのだろう。
 そんな彼女に興奮する少年の心は、ざわざわと激しく揺れている。揺れる葉と葉が傷つけ合う。

 ――この自分が心の中でこんな造形をしてしまうのは、きっとこの少女の所為だ。傍に居て、時間を重ねるうちに、彼女の影響を受けているのかもしれない。
 腰を動かしている間は、心はただのざわめきしか感じられないが、後に冷静になった折に彼はそう考える。
 彼女と共に過ごすことで己が変わっていけるということは、彼にとってやはりとても尊いもので、ここまで影響を与える女には中々出会えるものではないだろう。

 異常なまでの興奮が、精を吐き出すことで落ち着いてから後――、あさぎを腕に抱きながら、そして彼女を帰した後に、彼はひとり、そんなことをぼんやりと思っていた。
 やはり何も解決はされていない。しかしこれからどのような辛いことや相手との危機が訪れても、今日の優しい誓いを思い出しては勇気を奮い立たせる。

 今はただあさぎと恋をすることを、少なくとも彼女に対してだけはようやく罪と思わないようになれたことが、彼にとっては嬉しかったのであった――。


 ・・・・・・・・・・


>>第10話後編へ≪完結!≫
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※R15の性描写がある回です。

 外では晩夏の午後の日差しがまだ厳しく降り注いでいるが、その暑さが異世界のことのように感じられるほど涼しく薄暗い少年の勉強部屋で、清矢郎とあさぎは充足感に包まれた温かい気持ちで寄り添っていた。

 最初に彼があさぎを家に連れ込んだ時と同様に、彼の父親と母親は仕事が忙しくてこの時間に家に戻ってくることがない。
 この逢瀬も抱擁もその間を利用した「犯行」のようで、今でも罪悪感が伴っていた。だからと言ってそういった目的で使用する場所にあさぎを連れて行くことは、高校生と言う立場から抵抗があり、何よりあさぎもそういったことは嫌がるだろうと思っている。

 ――だから、出来るだけ我慢して、あまりしないようにしよう。

 少年はそんなことを、今でも馬鹿みたいに真剣に考えていた。何をどう言い訳しても既成事実がある以上、何の許しにもなりはしないのに。
 いくらその手を離さないと、くすぐったく将来を誓い合ったと言っても、力の無い子供同士であることには変わりなく、家族を哀しませている行為を重ねていることにも変わりない。

 何も現実は変わっていない。
 ――それでも、二人の心は変わっていた。

 あの始まりの夏の日は、永遠に忘れられないだろう。
 四年前のあの罪深い出来事も、二人は永遠に覚えているのだろう。――だがもしもあの出来事がなければ、二人はどうなっていただろうか。
 もしかしたらその方が、彼女は幸せになれたかもしれない。少なくとも家族を困惑させたり、哀しませることはなかったかもしれない。そう考えない日はない。
 それでも、このように互いを深く想うことも決してなかった。

 いずれにせよあの出来事を無しにすることはもう出来ないのだから、後悔を続けていても仕方ないのだ。
 それでもいいと彼女が言ってくれるならば、二人であの日に別れを告げて前に進むしかないと、ようやく彼は本当の意味で「覚悟」が決められた。そして二人は、あの呪縛のようにこだわっていた夏の日から、やっと大人になる為に少しずつ動き出すことが出来たのであった。

 ――互いが傍に居れば、少しずつ変わっていけるだろうか。あの日を忘れないままに、自分自身を受け入れて成長していけるだろうか――。


 若干喧嘩のように声を荒げてしまったが、このように相手と気持ちを通わせられた状態で抱き合っている内に、段々と少年と少女の体温も上がってくる。
 無理もない。最初に身体を重ねてから約一ヶ月。互いに触れたいのに触れることを我慢し続け、人目を気にし続け、相手を想うあまりに苦しみ続けていた。
 それがようやく二人きりの場所で、相手の気持ちを確かなものと出来た安心感に包まれている。

 ――この状況で、どうして触れないでいられようか。

 それはこの相手をつがいとしたいと決めた動物の本能であり、男女の業(ごう)であり、とても単純な欲求であった。
 あまりの己の単純さに清矢郎は苦笑してしまいそうになるが、初めての日のあらゆる行為があれからずっと忘れられず、その後の古い公園での口付けも、花火の夜の秘め事も、全て身体がその続きを欲して疼いていた。勿論、四年前の出来事も、今でも心をざわつかせている。
 そしてその衝動は、清矢郎だけでなくあさぎも同じであった。

 清矢郎の長い指があさぎの髪を梳く。さらりとした感触が好きだった。
 壊れそうな柔らかい頬から、小さな耳に掛け手を辿る。
 「ん……」と啼くような、甘えるような高い声が聞こえる。
 その指に誘導されるように、少女の顔が上を向けられた。

 今までと違った意味で、二人の視線が合う。

 相手が自分を求めてくれている。
 自分の想いが認められている。

 罪だとか償いだとか責任だとか、もう考えなくてよいのだ。ただ、相手が愛しい。今はそれだけの気持ちで素直に見詰め合えていた。

 ――欲しい、と互いに思い、そして、吸い込まれるように重なり合った。



 ざわり、ざわり、ごうごうと、風に激しく揺れる緑の竹藪の中に、小さな赤い金魚がふわふわと紛れ込んだ。

 葉に身を切られそうになりながら、怯えながらも、そこから決して離れず、何かを探して心細げに金魚は泳ぐ。
 そして葉はその小さな身体を傷つけつつも、その激しい藪の動きが、その金魚を外界のあらゆるものから遮断し、守っていた。

 ――ごうごう、ざわりざわり。

 そして竹藪の中から飛び立つ、真っ赤な金魚の群れ。

 竹はそれを見上げるばかり――。



 ・・・・・・・・・・


 家族への罪悪感も正しい倫理も、衣服を全て取り払った愛しい少女の裸体を眼の前にすれば、全て横へと追いやられる。
 情けないと思いつつも、彼女もそれを望んでくれているからと彼は全てに眼を瞑り、それに惜しげなく手を伸ばし、顔を埋め、溺れていく。

 初めての時は緊張ばかりし、どのように触れていいのか、全く分からなかった。メディアや人との猥談などで見聞きしていたことを好奇心と興奮のまま試し、彼女はそれを悦んでくれていたのだが、それでもこれで正しかったのかと不安でたまらなかった。
 花火の夜に暗闇でまさぐった身体が、今日は昼間のカーテン越しの光の中で、あの初めての日のように浮かび上がっている。あの夜の彼女の様子も思い出しながら、今度はその悦ぶ場所をしっかりと探してやり、現れるあさぎの反応に清矢郎は充足感を覚える。

 相変わらず素直に悶える少女の姿も、やはり自分を信頼してくれている証拠のようで嬉しく思いながら。


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今週はオフの方が意外と落ち着いており、椿の下書きも無事終わり、明日には申請に出せそうなので、思わず「青竹迷風」第9話、UPです~。
今回もう、すっごい甘甘ですので、砂でも吹いてやってください。「甘すぎ!」の苦情はちょっとお聞き届けできないかもです;(ごめんなさい!)両想いの後日談って…さじ加減が難しいですね;;
こちらもいよいよ次回最終話です。第10話も3~4日以内にはUPしたいです!

というのも、早く新連載を始めたくて…ハアハアv(あぶない)

やはりいつもの新作書きたい病と言いますか、ラストはラストでこの緊張感やラストシーンをどうまとめるかが勉強になったりしてよいのですが、新連載の始まりってまだこれからということで、自分も夢と期待を持って書けるというドキワク感があるんですよねvあれを味わいたくなってくるんです。

とゆっても15禁の方はまた続編ものになるので、完全新作のドキドキとはまた違うのですが。
完全新作のドキドキは18禁の方で味わえるかな?幻創さんの方の日記にも書きましたが、R18の新作は2組のカップルを同時進行で書いていくつもりです。
1組目は上司(年上男)×部下の女性(20代前半)、2組目は部下or後輩(年下男)×上司or先輩の女性(30代?)という、めっちゃありがちー!な相変わらず王道設定ですが…はい、すみません、どっちも選べませんでした。どっちも書いたことないので、書いてみたいんですよ~。
複数キャラの恋愛を並行させるのは、多分「カマクラ」以外ではやってこなかったうえに、あのお話みたいになんでもありのファンタジーには出来ない制約の多い現代オフィスラブになるので、上手くまとめられるか心配なのですが、ノリにまかせてがんばってみたいと思います!


いつものお礼ですみませんが、各種ランキング、小説への拍手等ぽちりとしてくださる皆様、ありがとうございます!


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 するとあさぎは、途端に嬉しそうに笑った。先日初めて「好きだ」と言った時と同じ、いやそれ以上に嬉しそうな笑顔で。
「じゃあ、せいちゃんも、私だから、そこまで思ってくれるの?」
 あさぎは清矢郎ににじり寄りながら尋ねた。

 さあな、と彼は思わず照れ隠しに言いそうになったが、彼女が求める答えは分かっており、それが間違っているわけでもない。だから、ぶっきら棒に吐き捨てる。その言葉の裏側は非常に尊い感情であるのだが。

「……そーだよっ」

 「なら、いい」と言うと、あさぎは再び甘えるように清矢郎に寄り添った。
 彼はしばし黙っていた後、大きなため息をつくと、今度はためらいなくあさぎを引き寄せた。

 結局これからも罪を重ねるだけであるのに、彼の胸は妙に躍っていた。二人分の「一生」を賭けた約束を、あさぎとしたからであろう。
 自分なんかでよいのかとずっと不安であったが、あさぎに自分じゃなければ嫌だとはっきりと叫んでもらえたからだろう。

 「一生」を盾に脅しても、そう言ってもらえたからだろう。

 しかし、一生掛けて守ってやる相手ならば――多少の狂気も欲望も醜い感情も、相手を傷つけない程度にならば受け止めてもらってもよいだろうか。そんな疑問と情けない考えが、清矢郎にふと浮かぶ。
 だがこの不思議な少女は、少年のそんな気持ちを悟ったかのように笑うとその広い胸の中で呟く。

「せいちゃんも……この先もずっと、私じゃなきゃだめだって、私のこと忘れられないってくらいだと、いいな。家族のみんなに何言われるかって思うと、やっぱりすごく恐いけど……私は、せいちゃん、あきらめたくないから。ずうっと一緒に、いたいもん。せいちゃんが思ってるほど、私、浮気性じゃないよ」
 あさぎは上目遣いで清矢郎を見上げた。

「だから、大丈夫――もっと、頼っていいよ?」

 私なんかじゃ頼りないかもしんないけど、とあさぎは少し唇を尖らせる。その言葉が彼を再びどれだけ救ったか、気付きもしないで。

「せいちゃんこそ、大学入って彼女でも作らないかって心配なんだけどなあ……」
 あさぎはそう言いながら身体を起こし、清矢郎のTシャツを引っ張った。「それは、ない」と彼はぶすりと答える。

 それは彼が一度口にしたことは、必ず守る主義であるからだ。生半可な覚悟で口にしたり手を出したりすることは、彼の真っ直ぐな信条において有り得ないからだ。
 だからこそ、清矢郎が今こんな風に感情を曝け出して口に出したことは、本当に一生掛けて完遂するのだろう。その性分はあさぎもよく知っており、彼のそういうところに惹かれているので彼を信じようと思えるのであった。

 それを確認した後、「気が早いけど……」と前置きすると、彼女はぽつりと呟いた。

 「それなら私、せいちゃんの、赤ちゃんほしいな」、と。

 何処までも予測不能なあさぎの突飛な発言に、清矢郎はまた細い眼を見開いてしまう。

「小さい時にお母さんがね、『せいちゃんのお嫁さんになればいいのに』って冗談でよく言ってたんだけど、そういう時いっつも『でも親戚だしなあ……』ってぶつぶつ言ってたんだ。でもね、伯母さん――せいちゃんのお母さんがね、『いとこは結婚できるんだから。そういう人何人も知ってるよ』って言ってくれて、私、恥ずかしかったけど、なんだかすごく嬉しかったの」

 清矢郎は頭を掻く。
 ――やはり全面降伏なのだろう。
 罪悪感とか昔からとか、そんなことは関係なく、「今の」彼女に叶わないのだ。きっと、この先もずっと。

 この先はもう、昔の罪を引きずらなくてもよいだろうか。
 贖罪の為でもなんでもなく、ただ彼女と同じことを考え、同じ想いを抱き、同じことを夢見ていると思ってもよいだろうか。
 あの頃にはもう戻れないが、これからは別の形で心を通わせ、新しい関係を作っていってもよいのだろうか。

 こんな自分でも、ただ単純に未来への夢を見て、それを叶えてもよいのだろうか。


 彼はふと、泣きたくなった。しかしそれを隠し、ただ己の望むままにその細い身体を強く抱き締めた。
 彼女は嬉しそうに彼に抱きついてきた。その顔を見上げて笑ってくれた。

 作り笑いでも、狂気を孕んだものでもなく。
 彼の気持ちが心から嬉しいと言うように。

 「一緒に居ようよ」、と。


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 その焦りを隠すように、清矢郎の声が荒くなった。
 ――その手を離されたくないのは、後悔されたくないのは、自分の方なのに。

 この優しい少女が望むなら、いくらでも望みは叶えてやる。結婚でもなんでもしてやる。
 逆に自分を切り離したいと望むなら、それも叶えてやる。だが近親者である以上、己を切り離そうとも、彼女に傷が残ってしまう――。

 しかしそんな珍しい様子の清矢郎に、あさぎもむきになったように言い返してくる。

「だから小学生の時に、清矢郎にあんなことされたから、金魚が見えるようになったって何度も言ってるでしょ!? そこまで私にさせるような男の人、この先現れるわけないないじゃない! きっと一生、あの時のこと、忘れられない! お母さんとかに今はまだ早いからって、無理矢理引き離されたって、他の人にしなさいって言われたって、きっとせいちゃんのこと、忘れられない! ――だから、せいちゃんじゃないと私は駄目なの!!」

 そこで二人は黙ると、無言で睨み合った。


 ――清矢郎は、ただ、悔しいと思っていた。

 まだ子供であることが。経済も世帯も独立させて、お前を守ると強引にでも言ってやれないことが。学生の分際でまだ何も先が決まっていないのに、夢物語のように「結婚しよう」などと軽々しく言いたくもない。
 あの日から、あの罪を犯した日から、何度彼女の存在を忘れようとしてきたか。如何にそれが不可能であったか。
 それでも彼は彼女を気にしてしまい、彼女は彼でなければ嫌だと、幼い頃のようにその背中をいつまでも追いかけてくる。

 ――いっそ自分など、嫌ってくれれば楽なのに――そんなことはもっと嫌なのに。

 轟々と渦巻き迷う、複雑な想いの中清矢郎が言葉を失っていると、あさぎの方が先に言葉を紡いだ。

「それって、私が他の人のこと好きになるって思ってるの? ……やっぱり私のこと、せいちゃんの方が、信じてくれてないじゃん」
 あさぎの眼に見る間に涙が溜まる。それは幼い頃と同じ涙だった。

 ――泣かせたくない。この子だけは。

 そう思った清矢郎は細い肩を握る手に力を込めると、それこそ幼い頃のように口下手なところをどうにか脳をフル回転させて、彼女を安心させるもので、なおかつ自分の中で嘘ではない言葉を探した。

「……だから信じてねえ、とかじゃなくて、……心配なだけだ。いくらそうじゃないって言ってくれても、俺が最初にあんなことした所為で、あさぎが俺じゃなきゃ嫌だって思うようになって、お前の一生を台無しにしちまったんじゃないかって。それでもいいって言ってくれるあさぎに、本当に甘えてていいのかって、あれから何度も考えてた。――あさぎを泣かせたくない、傷ついて欲しくない。ただ、それだけだ。あさぎが本当にそれでいいなら、後悔しない、幸せになれるっつうんなら、別に、この先一生一緒にいたって、……いい。でもそうじゃなければ――」

 後から考えれば顔から火の噴き出しそうな、まるでプロポーズのような恥ずかしい言葉でもあったが、清矢郎は不器用ながら己の不安と彼女への想いを懸命に伝えた。罪の償いにも何もならないが、今はそうした誠実な態度をとることしか、彼女に対してしてやれることはなかったからだ。
 あんなことをしてしまった相手はあさぎが初めてならば、この自分がこんな恥ずかしいことを言う相手もあさぎが最初で最後だろうと、十八の少年は真剣に思いながら。

 その想いは、あさぎにも伝わったのだろうか。
 彼女は今にも涙を零しそうにしてじっと彼を見ていたが、やがて拳でぐしぐしと眼を拭った。

「――ねえ」
「なんだよ」
「他の人にも、そうやって言ったりする? そうやって、幸せになってほしいとか、泣いてほしくないって、思う……?」

 また恥ずかしいことを聞くなと思ったが、彼女が涙を拭ったことに安堵した。もう泣かないなら、なんでも言ってやると、自棄くそのように清矢郎は言い切った。

「思わねえよ」


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 二人きりの部屋であさぎに縋りつかれた清矢郎は、ぐっと押し黙ると彼女の艶やかな黒髪の後頭部を凝視する。そしてその華奢な背中をそっと撫でた。
 小学生の時から自分に性の対象と見られ、恋人となり自分の剛直を受け入れ、それらをずっと耐えてきた小さな背中を。

 ――本能と快楽。何の理屈も生じない簡単な理由で、頭で考えるのではなく雌と接合することを望むのは雄の性(さが)。
 その後付けで相手や周囲への配慮や思いやり、人権意識、理性、自分自身の人生設計などを考えられるかが、人間と動物の違いである。
 そして爆発する身体の欲求を、性欲以外の活動――それこそスポーツなどで発散させることもして、どうにか抑えている。

 しかし、彼は眼の前の金魚に陥落した。
 赤く儚く、汚れのない可愛らしいその存在に、竹の切っ先を突きつけた。傷つけた。その幼い心も、大人へと成長しつつあるがまだ未熟な身体も。

 ――もっと詰ってくれればよかったのに。

 いっそ全てを周囲に告げて己の罪を暴き、罵られ、制裁を与えられ、物理的に彼と彼女を引き離されれば、この獣を抑えつけられるかもしれないのに。
 彼女の傍に居たいが為に、自分でその罪を隠蔽してきたくせに少年は自棄くそのようにそう思う。

 ――彼は、自分に負けた。彼女はそんな彼を赦した。
 四年前から、赦していた。
 おそらく、あまりの裏切りにショックを受けて、赦さざるを得なかったのだ。彼に性欲を抱き、恋情を抱くことでしか、あの苦しみと悲しみから逃れる術が少女には無かったのだろう。

 小さな頃から好きだったのかも、とあさぎは笑うが、そんな幼い感情の答えは誰にも分からない。
 その彼女に責任を取れと言われれば、清矢郎は頷くしかない。

 逆に女性に触れるということは、その心も身体も傷つけることからしても、それだけの覚悟を持ってすべきことだったのだろう。
 しかしそれだけ己を律して女性に手を出す男などまず居ることはなく、特に童貞とあれば尚更欲望が勝つ。実際、清矢郎とて最終的にはそれに流されてしまったのだから。
 彼でさえも後からこのように気付き、悩み、覚悟を決めているところもあるのだ。

 無論、最初にあさぎと繋がる時に、万が一彼女を孕ませてしまった時のことは考えた。避妊をした結果、彼女の身体に何も起こってはいないが、堕胎と出産どちらの道を選んでも、一生賭けて己の罪を償い、あさぎを守り抜く覚悟を決めた。
 しかしそれから更に冷静に考え現実が見えてくると、「覚悟」や「責任」の意味もより深く感じられるようになる。

 近親間で結ばれてしまうということ。
 従兄妹同士ではあるが近親婚の場合、遺伝子が似ている為、生まれてくる子供が何らかの問題を持っている可能性が、全くの他人同士よりは高くなると聞いたことがある。勿論、問題なく産まれる確率の方がずっと高いから、法律的にも結婚が認められているのだろうが。
 それに最終的に結ばれることがなく、将来あさぎに好きな男でも出来たとすれば、近親者と性的関係を持っていたことが彼女の心に暗い影を落とすのではないか。
 自分がもしもふられてしまえば、親戚の集まりで顔を合わすことも気まずく、更には過去の関係を知られれば親戚中の関係が悪くなってしまうことだろう。

 考えすぎかもしれないが、この関係には様々な困難があるかもしれない。それは清矢郎も分かっていた。分かっていて彼女に手を出した。
 そして二人で深みに嵌ろうとしている。

 自分の狂気のような、牙のような欲望と、反対に将来を冷静に見据えての不安、そして彼女をこれ以上傷つけたくないという想いから――。
 清矢郎は意を決して顔を上げると、あさぎの身体を起こし、その細い肩を握って彼女を覗き込んだ。

「『責任』って……何度も言うけどな、あさぎこそ本当にそれでいいのかよ」

 それは一番初めに彼女を抱いた時に、既に尋ねたことであった。しかしこれ以上、関係が続き深みに入る前に、と清矢郎は彼女を睨みつけながら厳しく問い掛ける。
 あさぎはまだあどけなさの残る顔で、彼をぽかんと見上げていた。

「俺じゃなきゃ嫌だって、本気なのか!? 俺なんかが本当に、『責任』とっていいのかよ。一生、付き合うことになるんだぞ。――後から他に別の奴のこと好きになったり、付き合いてえってなった時に、従兄とこんな関係になってたってことに、あさぎが傷つくんだぞ!」

 彼は言いながら、あの夏の日、彼女を最初に巻き込んだ己に、改めて吐きそうになった。
 ――こんな恐れを抱くならば、欲に負けなければよかったのに。


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おなかがいたい…眠い…頭働かない…無理せず寝ますかね;

アンケート結果、11/6までの集計分を加えて再UPいたしました!ご要望くださった方は、読みにくいかもしれませんがご確認くださいませ~。
今後もご参考にさせていただきますが、集まりもまばらになりましたので数の集計については以後UPはいたしません。ただしご要望があった場合は、そのつどブログで回答していく予定です。
お礼SSもありますしもうしばらくは置いておきたいと思いますが、ご協力くださった皆様、改めましてありがとうございました!

現在、椿の下書きをやってます。ほんとあと1~2話となりました。今、めちゃくちゃ神経使う場面を書いているので、じわりじわりと集中できる時間に毎日少しずつ書いてます。
「青竹~」は最後まで下書きが上がっていて、あとはUPするだけなのですが推敲に多少時間がかかりまして、そちらに手を回すと頭を悩ませている椿のほうが後回しになってしまうので、どちらも交互にUPするようにしたいわけなので、すぐにはUPできずにいます(片方しか読まれてない読者さんもみえるので)。でも書きあがってはいるので、残りはそれほどお待たせしないでさくさくとUPできると思います!

ちゃっちゃとUPしたいというのも、密かに「ネムリヒメ。」の続きが早く書きたくなったからでして…;
こちらこそ本編のような練ったストーリーやドラマはなく、なんか気軽に書きたい!という反動から1話1話読みきり形式のものをほんわかぼちぼちとUPしていきたいなあと考えております。来週~再来週にはスタートできるかと思いますので、そんな感じのものでもよろしければ、ぜひともご覧くださいませv

それにしてもおなかが痛いー。それはさておき、

アルファポリスの小説大賞、各種ランキング、小説への拍手等ぽちりとしてくださる皆様、ありがとうございます!愛してます~v(ランクは順位とかいつもしょぼくて申し訳ないですが;拙作でも応援してくださる方がいらっしゃることが、嬉しいです!)

以下、リンクの下の追記に拍手お返事書きましたので、ご確認ください♪↓

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 こんな風に性に狂ったあさぎも、嫌いではない。あんな幼い身体に触れたくらい、彼女には昔から性的な魅力も感じていたのだろうし。
 そんな己を厭わないで求めてくれたことが清矢郎は嬉しく、だからこそ肉体的な意味だけでなく精神的にも彼女は特別に思えるのだ。
 だったら何も考えず共に堕ちればよいのだが、家族のことも大切であり、隠し通せるものならば失望させたくはない。そして引き離されることなく、大人になったら二人の仲を胸を張って認めて欲しいと夢に見ている。

 その為に、今は知られたくない――。

 しかし少女に触れる少年の身体は正直に高ぶり出してしまい、清矢郎が理性とは関係なく、無意識のうちにあさぎの腰を強く抱き締めてしまった瞬間、
「って言うかさ、ばれたら恐いって、私のこと、信じてなくない!?」
今まで彼を誘惑していたあさぎが突然勢いよく顔を上げ、至近距離で彼を見上げてきた。

 このまま勢いに任せて性欲に身を任せようとしていた清矢郎であったが、がくんと崩れ落ちそうになりながら、口を横に引いてあさぎを見た。
 唐突な主張にこのやろう、とか、やっぱりあさぎらしいなと思いながらも、彼女はまた怒っているようなので話を聞くことにする。

「そりゃ、私だってお母さんも伯父さんも恐いし(せいちゃん殺されかねないし)、ばれたくないけど……ば、ばれたらそれで『終わり』なの?」
 あさぎは不安そうであるが、真っ直ぐに清矢郎を見ていた。彼は驚いたように彼女を見返す。

「ばれたら、そのあといっぱい大変だし、もしかしたら何年も会わせてもらえないかもしれないけれど――そうしたらそれで、終わりなの? 私が離れてくって思ってるの? それとも……清矢郎が辛いの嫌だから、逃げていっちゃうの?」
 最後の一言はあさぎも真剣に言ったものであったが、まだ大人になっていない少年にとっては重い一言ではないだろうか、と思ったかためらいがちに呟かれた。そして気まずそうに、また俯く。

 「責任をとれ」と彼女が彼に迫り、こんな関係になった。清矢郎が最後まで責任を取るつもりならば、今の問いにNOとは言えないことをあさぎは知っている。そしてその問いに無理矢理頷かせており、彼を追い詰めているだけであることも知っている。
 だからあさぎは今の言葉を言ってよかったのかどうかと、言ってしまった後に迷っていた。

 だがやはり、全てを捧げた男に見捨てられることは少女にとって辛かった。
 裏切られても大丈夫だと思えるほど強くもなく大人でもないのに、清矢郎ならば大丈夫だと勝手に信じ、若気の至りで彼に抱かれてしまったのは事実――。それを後悔することになるのかと、あさぎは緊張して清矢郎の返事を待っていた。

 逆にそういった覚悟や見通しを持っていないと、この先も付き合っていくことは難しいのではないかと少女は冷静にも考えており、それは少年もまた同じであった。
 会っていても、身体を重ねても、この先どうなってしまうのだろう、家族に知られたらどうなるのだろうという不安は付きまとい、逆に互いを律して会わない間は、何を信じて待てばよいのか分からなくなってくる。

 普通、まだ子供同士の男女の付き合いは将来など考えないことの方が多いが、従兄妹同士でこんな関係になってしまった二人は、逆にそれだけの考えや思いつめるものがあったからこそ、一線を超えてしまったのだ。ただの性欲だけでこの生真面目な二人が、そのようなこと出来るわけがなかった。

「そりゃ、私なんかと……ずっとなんて、嫌だっていうなら、仕方ないけど……ほんとは、清矢郎に嫌われたくない。何があっても、わ、私のことあきらめないでいてほしい。――『責任』とってほしい」

 恥ずかしさや未来への不安、そして彼の反応が恐いという思いから、あさぎはもう一度清矢郎の広い胸に顔を埋めて縋った。


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 ……って、会わねえのも、嫌なくせにな……。

 結論は何も出ないままそれだけを思うと、清矢郎は椅子から降りあさぎの前に胡坐をかいた。
 彼女は文句を言った割に、近づいてきた身体の大きな少年にぴくんと反応すると、折り曲げていた裸足の膝をきゅっと抱き寄せた。スカートの中が見えそうになり、清矢郎はあえて視線を外す。

「ごめん……」
 彼があさぎを想って我慢をしていることが伝わったのか、彼女はぽつりと謝った。だが、すぐにその顔を上げる。
「で、でも、我慢なんかしなくていいじゃん。……付き合ってるん、だから」
 清矢郎は先程よりも近い位置であさぎの眼を見た。
「べ、べっつに、えっちばっかりしたいわけじゃないけど、一緒にいたいんだもん。会いたいんだもん。せいちゃんは、違うの? 私のこと、迷惑?」

 抑制が効かなくなることと、周囲に知られることを恐れて――それが二人を別つ原因になってしまうから――、清矢郎はあさぎを意図的に避けてきた。
 彼女はそれに気付いているのだろう。だが決して、彼女が心配するように迷惑だからではない。
 寧ろ逆だ。迷惑を掛けるのは――。

「んなワケ、ない。迷惑じゃない。寧ろ、俺もお前と同じ――」
 この恥ずかしい言葉をどう言ってよいか分からず、清矢郎は途中で口に手を当てると膝に頬杖をついた。
 迷惑を掛けているのは、自分の方だという言葉は噤んだ。
 四年前に彼女に触れなければこんなことにならなかったかもしれないと、何度も考えている。しかし、もうあの頃には戻れない。

 あの時のことをなかったことにしようかとした時に、あさぎは「金魚を見るようになった『今の自分』を否定するな」と清矢郎を詰ったからだ。あさぎは彼にそれを負い目に思って欲しくないようであるのだ。
 だからそれは、二度と言ってはいけない禁句だと清矢郎は思っていた。それを言い換えるように、彼は少々恥ずかしかったがこう言った。
 それは彼にもまた募っていた不安による、珍しい弱音かもしれなかった。

「……一緒に、居たくないワケじゃない。寧ろ、その逆。でも、会ったらお前に何するか分からんし――俺なんて、『前科』あるくれえなんだし。でも、そんなことばっかしてたら、周りにバレるかもしれねえだろ」

 周り、というのは主に互いの家族のことを指している。まだ体の関係を結んでいなければ、知られても別れるよう優しく諭されたり、大人になるまで待てと言われるくらいで済むだろう。
 二人をそれぞれ厳しくしつけてきた親達のこと、様々な禁断を破りこんな乱れた関係になっていると知れば、想像も出来ないほどの惨劇が訪れるに違いない――もう会うことも出来ないかもしれないほどの。

「わかってる。……わかってるよ。だから私も、いっぱい、我慢する」
 そう言って俯くあさぎに、清矢郎は幸せにしてやりたい彼女にこんな辛い想いをさせてしまうのは、自分の所為だと己を責め、彼女のことが可哀想になってしまう。
 しかしあさぎはその細い手を清矢郎に伸ばすと彼のTシャツを引っ張り、呆気なくバランスを崩したその身体にきゅっと抱きついてきた。

「でも今日は、時間あるから、いいでしょ……? そしたらまた、我慢するから……」

 ふわりと漂う少女の匂い。いつもの甘い、誘惑の匂い。
 互いの薄いTシャツ越しに伝わる、体温。
 柔らかな肌と皮下脂肪の感触。

 花火の夜から触れていない、艶かしい肉体が其処にある。
 眼の前にあっても、あえて触れてこなかったそれが――。

 それだけで馬鹿みたいに少年の身体は反応し始め、胸は高鳴り、己の愚かさに唇を噛む。
 ――もう、駄目だ。堕ちるだけなのだ。
 何をどんなに格好つけても、理屈を並べても、「ヤリたい」――悔しくも、ただそれだけなのだ。


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 結局困った清矢郎は、「ウチに来る?」という提案をしてしまい、夏休みはまだ続いていたのでその数日後、再びあさぎを彼の家に招き入れたのであった。
 その前日からどぎまぎしていたものだが、最初に彼女をこの部屋で抱いたことをどうしても思い出してしまう。自分の部屋の真ん中で飲み物を飲むあさぎから、少年は思わず眼を逸らした。

 両親は相変わらず仕事で忙しいので家に来ること自体は問題ないが、彼女を家に連れてこなかったのはまた「そう」なってしまうことを恐れていたからと、近所の住人に女を連れ込んでいると噂を立てられてもいけないからである。
 と言って他に気のきいた場所も思いつかず、とりあえず家に連れてきてしまったという次第なのであった。

 しかしこうして二人で腰を落ち着けて話をしたところで、夏休みの終わりに一度少し遠いところまで遊びに行こう、ということで話はまとまった。
 会いたいと要求しながらも、あさぎは清矢郎が受験生なのでわがままを言ってはいけないとも思っている。それに彼女もあまり遊び歩いていると今までの素行上、親に怪しまれたり心配される恐れもあるらしい。

「だから会えないのは仕方ないし、別にいいんだけどさ……」
 それでもあさぎはまだ不満があるのか、短いスカートから出ている健康的な素足を絨毯の上に投げ出しながら、少し頬を膨らませてぶつぶつと言っている。
 清矢郎と言えば彼女との距離をどうとってよいか分からず、自分の勉強机の椅子に座り頬杖をつき、少し離れた位置から彼女を見下ろしていた。

「でも、私からばっか会いたいって言ってる気がするもん。――せいちゃんは、会いたくないの?」
 私に、と言うとあさぎは清矢郎を真っ直ぐに見上げた。最初にこの眼で自分を抱けと言ったのも、少女の方からであったことを彼は思い出す。

 この子は結局自分の想いにとても素直な子なのだろうと、幼い時の姿を重ねても思う。悪い意味ではなく我が侭に、自己をその感覚のままに表現しているのだろう。
 それは彼には絶対に有り得ない姿で、だからこそ彼女に惹かれるのだが、逆に先日の「好きかどうか」の問いのように、こうストレートに尋ねられると困ってしまう。

「それに、なんか微妙に距離あるし……」
 それはあさぎが部屋の中央のベッドに凭れ、清矢郎は勉強机の椅子に座って、というこの状態のことを指しているようだ。彼女は膝を折ると、いじけたように裸足の指先を触る。
 ずれたスカートの裾から白い太股が姿を現した。清矢郎は再び困ったように頭を掻く。

 ――って、「したい」のか? 触って欲しいのか?

 そんな直接的で単純な疑問が思い浮かんでしまうが、彼も照れから聞くことがためらわれる。
 あさぎのことを性欲が強いなどと嘲る気は、清矢郎にはない。こんな自分の傍に寄り添いたいと思ってくれるなんて、嬉しいことだと思うほどだ。
 彼とて、決して彼女の横に座りたくないわけではないのだ。欲望はくだらないと思いながらも常にひとつきりなのだが、それに従ってよいものかどうか、ずっと悩んでいるのであった。

 文句のありそうなあさぎをどうなだめればよいか。口下手な清矢郎は悩んだ末に、ため息混じりに呟いた。
「……これでも、我慢、してんだけどな……」
 それもあからさまな答えだな、と言った後に彼は思った。裏を返せば、自分が「そういうことをしたい」と考えていると素直に言っているようなものである。

 あさぎに文句を言われようとも、彼としては彼女のことを第一に考えた上で必死に耐えているところもあるので、分かってもらいたいと思う部分もあった。
 彼女には負い目から全面降伏しているものの、付き合っているという立場と少しの慣れから、そんな考えにもなってきたのかもしれない。

 どちらにせよ、今、この状況に自分がどう動くべきか彼が悩んでいる事には変わらない。
 何が正しいのか、何を優先すればよいのか、分からない。


 ――もういっそ、会うのをやめるか?

 まだ子供で、周囲には許されない仲なのだから。


 そんな考えも清矢郎にはふと浮かぶが、間違いなくあさぎは泣くだろう。彼も苦しくなり、あの四年間の比ではないだろう。
 彼は彼女を求めているし、それを受け入れられた。その幸せを維持したいからこそ、今二人はこのように悩んでいるのだから。


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椿の方は下書きほぼあがりました。今日掲載申請に出します。夜のうちに送ってしまおうかとも思いましたが、やっぱりラスト直前なので、焦らないでじっくり推敲したいと思います。
「青竹迷風」も近日中に続きをUPします(→と思ったら、本日UPできました!)。
最終回がやはり同じ週か1週違いになりそうな予感です。あとラストの展開も似たような感じになります、ごめんなさい…;(どちらも近親ものなので。筆力もないし…)

そのうえ次回作のR18(幻創さん新作)とR15(ネムリヒメ続編)もテーマ的には似たような、20~30代のうぶなオトナ女性を主人公とした、性に悩むラブコメになりそうな予感が…!R18も年下ものになりそうだし。
同時連載するなら違うカラーのお話をお届けすればよいのに、タイミング的にこうなってしまってすみません~。(次回作はアンケート結果もふまえているので、ネタが重なってもこれでいこうと思っています)

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体調崩しかけましたが、元気になってよかったですv


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サイトTOPのお知らせにありますように、無謀にもアルファポリス様主催の青春小説大賞「もしかしたらの神様。」をエントリーしてしまいました…。
最終的には編集部様の選考になりますが、11/1~30の間、読者投票もやっていますので、よろしければ詳細ページをご確認くださいませ…。(携帯電話の方は、一度サイトTOPに戻ってご覧ください)

エントリーはもう済んでいますので、更新はこれからも普通に行います!
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