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| プロフィール |
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Author:社大(takao)
ネットにて少女漫画風のオリジナルNL恋愛小説書いてます。R指定なしから18禁まで…。よろしければリンクより、サイト「碧落の砂時計」へとお越しくださいませ。 呟いていることは書いているお話についてがほとんどですが、雑記ではテレビネタ(オジサン役者、時代劇)、漫画アニメの2次元とかに反応中。お酒大好き。
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| 碧落の風見鶏 オリジナル恋愛小説もどきを書く人の、お話置き場だったり制作日誌だったりひとりごとだったり。 |
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| 月姫異聞―ACT31 最悪― |
暗い家から飛び出した香具弥の眼には、徐々に涙が溜まってきた。 誰でもいいから、誰かに傍に、居て欲しいと思っていた。できれば、「彼女」の存在を認めてくれる人に……。 香具弥がいつもの公園に辿り着くと、大きな月を背に銀髪の美しい青年が立っていた。
――ああ、やっぱり来た。 ――ああ、やっぱりいた。
互いにそう思った。
「私……、何のためにタケちゃんの傍に、いたのかなあ……」 香具弥はふらふらと、恒峨の元へ近付いた。 「……あの者は、貴女の仮の宿りなのですから――」 黒い髪、黒い瞳――月の姫ではない証拠。ああでも、これから覚醒するのだろう。月姫として。恒峨は震える香具弥の肩に手を置いた。 「そっか……」 香具弥はぼんやりと返事をすると、考える。では、今までは何だったのだろう。 やはり自分は「此処」の者ではなく、竹流にとっても無意味なものだったのか――。
香具弥はくすくすと笑い出した……そして笑いながら、泣いた。 恒峨は表情のない銀の眼で、そんな彼女を見ながら思い出していた。
もう何百年も前から、彼らの一族は彼女たち王族に仕えて来た。心、身体、命の全てを捧げて。 手に入ることはなくても、その傍にいたい大切な少女。心から欲する、大切な、存在。 だから瀞峨は月姫を、愛したこの少女を地に堕とした。
未だに一族で語り継がれている瀞峨と能力も顔も生き写しだ、生まれ変わりではないかと、子供の頃から言われ続けて来た恒峨は、香具弥の細い肩をぐっと握った。 「月に行きましょう。貴女の、真の居場所へ――」 香具弥は無意識のうちに、こくりと頷いていた。
・・・・・・・・・・
夜の帳が下りた頃から、竹流は何か違和感を覚えていた。 その理由も解らないまま、玉枝を自分の車に乗せて、とりあえず商店街へと帰ってきたのだが。
『確かに、今日のことは私も悪かったのかも知れないけどさ……それは謝るけど、私らとか全部切っても、あの子の面倒みたいって竹流が決めたんだから、私らと同じよーな、自分を見せない付き合い方でいい訳ないんじゃない?』
帰り道、同じ煙草を吸いながら玉枝から食らった説教は、分かっていることだったが彼には結構効いた。 あの少女に全てを隠してきたことが、間違っていたとは思っていない。それが最善だと、悪童と呼ばれていた彼なりに考えた。 だが、それだけ……子供だと思っていた香具弥が、成長してしまったということなのだろうか。
そう思うと思わず色々余分なことまで考えてしまい、竹流は車のハンドルに頭をぶつけそうになったが、事故になることもなく、無事に天野屋へ帰着しようとしていた。 しかし家が近くなるに従って、竹流の心は逸り出す。
――こんな悪が傍にいていいのか、と何度も思った。でも、 『一緒にいたって、すごく遠い!』 お前も、寂しかったんだろうか。
『何のために、一緒にいるの!?』 ――そう言うお前こそ、どういうつもりで俺の傍にいたのか。
『それで、本当に分かり合えるわけない!!』 ――分かり合う? 分かち合う? 何を? 誰と――?
お前は一体、何を俺に望んだ? 一体、どうして欲しかった? そして、同じことを二人ともずっと望んでいたとでもいうのか?
答えを求めるように、竹流は少し緊張しながら家のドアを開けるが――、そこには暗い闇があるだけだった。
「香具弥……!?」 どくん……どくん……と竹流の胸が波打った。酷く嫌な予感がした。 まだ帰ってないなんてことはないだろう。彼は一瞬、あの少年たちを疑ったが、それ以上にもっと嫌な感じがしている。 さっきから在り続ける、この妙な違和感――。電気の点いていない家の中に、月の光が差し込む……。
「――!」 そして、「あること」に気付いた瞬間、竹流は外へと飛び出した。
違和感の正体はその夜空にある。 暗い筈の夜空には丸い、丸い大きな美しい月が浮かんでいた。
「何、……で……」 中秋の名月――運命の次の満月までには、まだ早いのに!? 何故……? ――まさか……、香具弥! 妖しく不自然なほど美しい満月の下、大きな不安に駆られる竹流もまた、一人の少女を探して走り出した。
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| あがりました…&アンケートお返事。 |
終わりました…。某サイトさんで5月の真ん中から毎日更新していたお話…書きあがりました…!がんばった、自分…(何にもなりゃしないけど、とりあえず自分でほめとく;)。 というわけで、中編を一作品別に書いていたので更新とかメールのお返事とかがすごく滞っていて申し訳ありません。メール関係は順次お返事いたしますので、しばしお待ちくださいませ…。 で、この新作についてですが、夏を舞台にした物語なので、折角ですから7〜9月にかけてなろうさんの方で再UP(新連載)しようかなあと考えています。 完結しているなら先に読みたい!と仰ってくださる方は、こちらのサイトさんに置いてありますので、takaoで検索していただけましたら嬉しいですが、なろう再UPバージョンはPC向けに少し描写を増やす予定ですので、そちらの更新を待っていただけても嬉しいです。 詳しい内容や裏話については再UP時にまたブログで書きますが、今はとにかく期日までに書きあがったことが嬉しいです〜。読んでくださった方、もしいらっしゃいましたら誠にありがとうございました。
リクエストもいただいている中、需要のなさそうな新作書いていて申し訳ありませんが、一作完結させた時の達成感みたいなものはたまりません。 たくさん書きたいものばかりであっちもこっちもになってしまっていますが、少しずつですが書いていけたらと思います。
以下は、前回と同じお返事となりますが、アンケートでの続編リクへのお返事です。遅くなって申し訳ありません。
◆「幻影金魚」続編(清矢郎大学生編/2人の5年後/もっとらぶらぶしているところ) →たくさんのリクを頂戴しているのですが、今のところ本編の雰囲気を重視したいので続編連載については未定で申し訳ありません…!ただらぶらぶほのぼのな2人の様子はSSで、次回アンケートお礼入れ替えの際に書くつもりですので、気長にお待ちいただけましたら幸いです…。
◆「もしかしたらの神様。」続編(大学卒業後(もちろんハッピーエンド)) →こちらは「月姫異聞」連載終了後に、中編を連載開始予定です。8月には開始できる…でしょうか。ただし本編のようなテーマのあるものが書けずに、ただのらぶらぶほのぼのものになりますが、お許しくださいませ。 他にもリクをいただいた、早海視点や斯波研キャラの出演などもある予定です。 また時間軸は、2人の初えちシーンをもう少し掘り下げたいので、本編終了後すぐからになってしまいますが、ご了承ください。未来編はいつかは書けたらと思いますが、すぐには書けずに申し訳ありません。ただしハッピーエンドは絶対にお約束しますのでv
それにしても、「もしかしたら〜」の続編、R18にしようかR15にしようか悩んでいます…ううむ。 どちらがいいですかねえ?(笑)
<今後の目標> ・月姫完結 ・銀糸下書き ・新連載開始 ・ご要望よりキャラ紹介の作成
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